説明文 オーボエについて

                     えりな

 オーボエは、木管楽器で、二枚のリードを持つ、オーケストラにかかせない楽器です。円錐形で、吹くところ(リード)は、先端は1ミリメートルしかなくて、リードのチューブでも4ミリメートルしかありません。そんなに穴が小さかったら息も入るはずもなく、他の楽器は息が足りなくて苦しくなるのですが、オーボエは息が余って苦しくなるという、とても珍しい楽器です。なので、小さい音を出すより、息をたくさん使う大きな音の方が出しやすいといえます。

 オーボエは、キーが多いものでは50個以上という、キーの位置を覚えるのも大変、最初に音を出すのも大変で、初心者には難しい楽器です。その難しさが認められてか、世界一難しい木管楽器として、ギネスに認定されています。

 また、オーケストラの基本音とされています。息も苦しく体力的にもきつい楽器ですが、その繊細で優雅な音色は、今までもこれからも、多くの人を魅了することでしょう。


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